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多職種連携がうまくいかない理由と円滑に進めるためのポイント

医療現場では、医師や看護師、薬剤師、理学療法士など、異なる職種の専門家がチームとなって患者のケアを行うのが一般的です。チームで患者のケアを行う多職種連携(多職種協働)において重要となるのが双方のコミュニケーションです。

しかし、「相手の言っていることがよく分からない」「ほかの職種に助けを求めづらい」と多職種連携がうまくいかないこともあるのではないでしょうか。

本記事では、医療現場で多職種連携がうまくいかない理由と、円滑に進めるためのポイントについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.多職種連携がうまくいかない理由
    1. 1.1.①専門性の違い
    2. 1.2.②職種による立場の違い
    3. 1.3.③目線の違い
  2. 2.多職種連携を円滑に進めるためのポイント
    1. 2.1.①お互いを尊重し合う
    2. 2.2.②できること・できないことを理解する
    3. 2.3.③分かりやすいコミュニケーションを意識する
  3. 3.まとめ


多職種連携がうまくいかない理由

医療現場で多職種連携がうまくいかない理由は複数あると考えられます。改善を試みるまえに、なぜうまくいかないのか理由を振り返ってみることも大切です。


①専門性の違い

1つ目は、専門性の違いです。

チームで患者のケアを行う多職種連携では、医師や看護師、理学療法士、介護職など、複数の異なる職種が知識や技術を補い合いながら業務に当たります。

職種によって専門性が異なるため、同じ事象に対して異なる意見を持っていたり、進め方が違ったりしても不思議ではありません。

例えば、医師の考える「当たり前の知識」が介護職にとってはそうではない場合、医師からの指示が思うように伝わらない可能性もあります。


②職種による立場の違い

2つ目は、職種による立場の違いです。

本来、職種によって立場に上下関係はありません。患者の病気の治療や症状の緩和など、同じ目的を持ったチームとして、対等に意見を言い合えるのが理想です。

しかし、「看護師に意見しづらい」「医師に近寄りがたい」と職種が異なることで上下関係を意識してしまい、連携が機能しないこともあります。


③目線の違い

3つ目は、目線の違いです。

多職種連携において重要なのは、全員が同じ目標や課題に向かってそれぞれの分野で力を発揮しながら患者のケアを行うことです。

しかし、勤務場所や勤務時間が異なることから全員で目線合わせを行うことが難しい場合は、お互いに意見を交換する機会を確保しづらく、連携がうまくいかない恐れがあります。



多職種連携を円滑に進めるためのポイント

多職種連携を円滑にするには、連携がうまくいっていない理由を明確にしたうえで解決に向けた取り組みを行うことが大切です。

ここでは、比較的すぐに取り入れやすい3つのポイントを紹介します。


①お互いを尊重し合う

1つ目は、異なる職種でお互いを尊重し合うことです。

お互いを尊重するということは、自身の分野で常識や当たり前とされる考えが、ほかの職種ではそうではないと理解することです。職種が異なれば、物事に対する視点も異なることを理解したうえで、意見を交換し合うことが必要といえます。

同時に、職種が異なっていても、同じ目標や課題に向かって患者のケアを行うチームの一員であるという自覚を持つことも重要です。


②できること・できないことを理解する

2つ目は、自身の分野でできること・できないことを理解することです。

例えば、医師・看護師・理学療法士が連携して患者のケアを行う場合、治療や診療の補助、リハビリテーションなど、それぞれが担う役割が異なります。

そのため、自身の分野で患者にできること・できないことを理解することが重要です。できることのスキルアップを図るとともに、できないことをほかの職種に任せる潔さを持つことで、多職種連携をうまく機能させて、患者のケアの質向上につなげられると期待できます。


③分かりやすいコミュニケーションを意識する

3つ目は、お互いに分かりやすいコミュニケーションを意識することです。

1つ目のポイントにも通じる部分ですが、職種が異なる相手とコミュニケーションを取るうえでは、お互いが理解できるように歩み寄ることが大切です。

情報共有を行う場合、手書きのメモや申し送りに記入する際は、患者の症状や状態を略して記載したほうが簡単なこともあります。しかし、異なる職種にとっては調べなければ意味が通じない言葉である可能性もあります。

円滑なコミュニケーションを実現するためには、できるだけ専門用語や略語を使用せず、分かりやすい表現に言い換えることも重要です。



まとめ

この記事では、医療現場の多職種連携について、以下の内容を解説しました。


  • 多職種連携がうまくいかない理由
  • 多職種連携を円滑に進めるためのポイント


異なる職種がチームとなって業務を行う多職種連携では、専門性の違いや職種による立場の違いなどから連携がうまくいかないことがあります。多職種連携を円滑に進めるためには、お互いを尊重してできること・できないことを明確にしたうえで、分かりやすいコミュニケーションを意識することが大切です。

また、多職種連携において重要な情報共有を効率的に行いたい場合は、ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)を活用するのも方法の一つです。

ディピューラメディカルソリューションズ株式会社の『kaleido TOUCH(カレイド タッチ)』は、職種や勤務地が異なる医療従事者間の効率的な情報共有や、スムーズな連携を後押しする医療従事者間ICTアプリケーションです。

チャット機能や、遠隔操作に利用できるビデオ通話機能をはじめ、病院内でのやりとりはもちろん、病院と在宅をつないで多職種連携する際にも貢献します。多職種連携がうまくいかず、コミュニケーションや情報共有の方法を見直している方は、お気軽にご相談ください。

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